第八夜
人間、誰しも不調な日はあるものだ。しかしそれにしても最近の僕はあまりにも不調すぎると思う。生命の維持には欠かせない食に対する意欲さえ失われている始末だ。
それならばと充電するために1日部屋に引きこもってみても肩が凝って仕方がない。座りすぎで腰痛もするのでまさに踏んだり蹴ったりだ。
身内にそのことを相談したら、僕には癒しというものが全く身近に存在していないのがいけないと言われた。確かに今のようなストレス社会においてストレスを解消するための癒しがないというのは致命的な欠陥である。それならば僕も癒しを見つけよう。
僕は犬や猫が大好きである。実家でも柴犬を飼っていて、その愛犬には一番僕がベタベタとスキンシップをとっていたのを記憶している。
だからと言って動物を飼う財力がない僕にはそもそも無理な話なのであった。
どなたか僕に癒しを分けて与えてはくれないだろうか。幸せそうな日々を過ごしてるそんなあなたにお願いしたい。少しくらい分けてくれたっていいじゃないか。どうかお願いです。助けてください。