数奇草

四畳半に魅せられた理系学生の備忘録

第七夜


 何もしたくない日は引きこもるに限る。全ての予定を無に帰し、自分は孤独に机の前の椅子に座る。 

 そして、特にすることもないからしばし空想の世界へ旅にでる。

 そこには喜怒哀楽があり醜さや美しさ全てをひっくるめて成り立っている。

 そこは現実のようにぬるま湯に浸かった日々とはわけが違う。浸かりすぎて最近手が荒れてきてしまったことを異常に気にしてそれは湯に浸かっている限り治らないことにすら気が付いていないのが現実だ。


 それにしても本当に最近手荒れがひどくなってきた。