数奇草

四畳半に魅せられた理系学生の備忘録

僕と他人

どうやったら人を好きになれるんだろう。 これは最近の僕の悩みだ。 少し前までは他人なんて大嫌いだし、それが自分の中で当たり前だと思っていた。 けれども、色々な経験を積むうちに自分の中で当たり前になっていたそれに疑問が浮かぶようになった。 別に…

Pythonian

思い返してみれば最近は起きている間の八割はpythonについて考えている。今までは他の言語でも出来るような書き方しか出来てなかったけど、そろそろリスト内包表記をばりばり使っていかないとな。そういう書き方が出来る人をPythonianと人は呼ぶらしい。 僕…

カビの季節は機嫌が悪い

自分で驚くほどの文章力のなさに脱帽する昨今、思考の整理術とかいう本があるらしいから一度は読みたい。読んだところで整理できる可能性は0だと思っているが、「私はこうして思考を整理したったw」という傲慢を見てみたい。きっと著者の中では自分の思考…

忙しくても

僕はどんなに忙しくても睡眠時間と癒やしの時間を決して削らない。 何があっても一日に7~8時間は寝るし、何があっても最近のマイブームのARIAは見る。 しかし、ARIAはこっぱずかしいシーンもあるから(年をとるとそういうこともある)、純粋な癒やしではない…

我慢 != 美徳

僕の食事の時間は全部で三回あって、8:00、14:00、8:00に食べている。だいたい6時間くらいの等間隔で食べているわけだが、昼飯、夜飯前は体が浮遊しているような感覚に陥るくらいの空腹になる。そして、ご飯を食べたときの喜びといったらそれ以上のものはな…

2017/04/13

ついに研究室のhomepageに僕の写真とコメントが公開されるという黒歴史の新たな幕が開けた。面倒くさいから結局テンプレみたいなコメントになってしまったが院生になったときはもうちょっと個性を出そう。 院生になる頃には嬉々として自分の研究を語れる理系…

急がば回れ

昨日は動悸がするほど緊張していたデータ同化だったが、論文を読んだら多変数の場合のRK4をきちんと頭の中で整理できていなかったがために必要以上に恐怖心を抱いていただけだったかもしれない。とはいっても、RK4は課題の序盤に過ぎず、これからどんどん難…

黄色信号

データ同化の講義をとることにしたのだが、すでに心がとてもしんどい。 家にいるときでさえ胸苦しさを感じる。やれるべきことを一つ一つこなしていくしかないと自分に言い聞かせてまずはローレンツモデルの勉強から始めようと思う。 それと同時並行にPython…

2017/4/10

新しい学期が今日から始まり、校内は石の裏から湧いて出たように人が沢山いた。正直、しんどかった。 こういうときにTwitterで「しんどい」などと昔は呟いていただろうが、僕は今年度に入ってからTwitterを動かしていない。Twitterはリアルを実況するような…

君は備忘録をつけるフレンズなんだね!

三回生の後期にとったデータ解析の講義で「日々の記録をつけることは大事だよ」と先生が何度も言っていたことを思い出したので、今度こそコツコツ書いていこうかなと決心した。 たぶん書く内容は ・python(現在勉強中) ・自分の研究・勉強 ・アニメ(見る…

2月27日

生まれてこの方初めて、休日というものを体感した気がした。 私は思えばいつも何かに気を張っている、これは一種の強迫観念かもしれない。最近とくに気にしているのは、夏に控えた大学院入試とこれからの自分の研究者としての道筋だ。あーでもないこーでもな…

ちょっとしたメモ

サイエンス社の力学演習は日本語出来ない物理学者()が書いたものだからイライラする。あと、原島の質点の力学、質点系・剛体の力学も主語がなかったり、長文がだらだらと書かれていたりして読むのに疲れる。

昨日ノ現と今日ノ夢

昨日は空腹でふらつきながらなんとか死力を振り絞って買い物に行く途中で少し不思議なことがあった。 小雨がぽつぽつと降り始めた空の下、傘もささずに道路脇で一人佇む老婆。僕は一体何をしているのかと訝しげに通り過ぎようとしたが、老婆はなにやら僕に言…

深層心理?

適当な題材を選んで日記をつけようとすると、僕は必ず最初に「自分の文章力」について書こうとしてしまう。 そもそもこの日記を思い出したかのようにつけるのにはどれほど自分の文が上達したかを確かめるという理由がある。 しかし、それにしたって似たよう…

やつは変わったんだ……!!

スポ根のよくあるネタとして、孤高のエースがチームメイトを頼るということを憶えたときに監督とかガヤとかが「やつは変わったんだ……! 人を信頼するということを学んだんだ!」みたいなのがありますよね。 実を言うと、僕もつい最近まで孤高のエースを気取…

僕が(勝手に)仲の良いと思う人には共通点がある。 それは少なくともあるところで僕がその人を尊敬しているという点だ。 安定感があったり、目上の人との距離感が上手だったり、ぶれない心があったり、教養があったり、僕はその人を追いかけたいという憧れ…

久々の長期帰省

僕が実家に帰省してから半月が経過した。 関西のうだるような暑さから逃れるために東北に引っ込んでいるわけなのだが、一向に関西は涼しくなる気配が見られない。どうやら今年は残暑が厳しいらしい。そろそろ帰りたくなってきた頃合いなので僕が関西に戻るの…

僕を綴る

文字を書くという行為はほとんどの人が経験したことがあるだろう。 親しい人に手紙をしたためるとき、講義の板書を写すとき、ちょっとしたことを紙に書き留めるときなど文字は様々なところで活躍する。 僕は文字を見たり書いたりするのが好きだ。綺麗に字が…

きみのせかい

私はきみが好きだ。きみのことを見るたびにきみの見る世界がどうなっているのかと思う。 きみの瞳はいつも綺麗だ。透き通るように黒い瞳は輝いていて、きみのせかいがどんなに眩しいものかわかる。 きみの瞳に映る景色はすべて綺麗にみえるんだろうなあ。私…

したい、なりたい、しりたい

音楽を題材にした作品で「音」に触れるたびに僕は必ず後悔することがある。それはピアノを習っておけばよかったというものである。 両親は決して僕にピアノを習う機会を与えなかったわけではない。というかむしろ、ピアノを習いたいか幼いころの僕に尋ねたこ…

タイトルをつけるのが億劫

高校時代の悪友のIが約1年半を同棲生活の末にゴールインした。 これだけなら誰にでもあり得そうな平々凡々なことだ。しかし、Iはまだ僕と同じ大学生なのだ。つまるところ、彼は学生結婚をしたのである。しかもその結婚理由が出来婚なのだから少し僕は心配で…

目まぐるしく過ぎゆく年月

先々週は僕の変化のない大学生活にしてはちょっと刺激的なことがあったのでそれを今日からだらだらと書き連ねたいと思う。 まず、祖父が亡くなって生まれて初めて葬式に参列した。住職が念仏を唱えている中で参列した人たちがお香を供えて手を合わせる様をぼ…

早いもので5月も残すところ今日を含めて3日になっていた。(と思っていたらすでに日付は30日だったようで一日損をしてしまった。) 今年は五月病にかからないぞと意気込んだ僕は精力的に上旬は過ごしていた。しかし、今になってそのしわ寄せが来たらしくや…

レールに沿って生きる

小学校からの友人に久々に誕生日を祝うメールを送った。彼は今年から新社会人になり、僕みたいな学生からしてみたら未知の世界に足を踏み込んだように思える。 それでも彼はあまり変わっている様子もなく、毎日を過ごしているそうだ。 社会に出るとはどうい…

まだまだ考え中のこと

僕は実は考えているようで考えていないのではないだろうか。 このことを考え始めたのはここ最近(というか大学に入って)からだ。学問をするうちに自分の思考が脳の表層だけでうろうろしているような気がしたのだ。 もちろん考えるというのには所謂「武器」…

今日の成果(復習)

・今まで当たり前だと思っていたことに名前がつけられていた。 a:b=c:d⇒a+c:b+d (加比の定理) 盲目的に使ってきたから改めて定理として眺めてみるともしかしたら私はこれを使いこなしていないのではないかという不安が脳裏をよぎった。 算数といえど…

嬉しい発見

高校からの友人とアパートの近くの定食屋に赴いた。 その定食屋に関する情報はあまり持っておらず、半分博打気分で生姜焼き定食を頼んだところ案外美味しかった。 元々僕は自炊派なので友人とでしか外食はしないのだが、その数少ない機会で近所のあたりの店…

今期の目標

今日から大学の講義が始まることだし、思い出したかのようにここに今期の目標を綴ろうと思う。 まずは勉強面から今期中に読破したい学術書のリストアップ(2016/4/8現在) ・熱力学-現代的な視点から- 田崎晴明 ・熱力学の基礎 清水明 ・理論電磁気学 砂川重…

第三十夜

天気が優れない日が続いている。雨の日は人が外にあまりいないので僕は好きだ。人のたてる音が雨音で相殺されるし、視界も灰色がかる。つまり、他人の存在が希薄になるのだ。 そして、曖昧でぼやけた世界で独りぼっちの僕は淀んだ空を見上げている。その顎先…

第二十九夜

若者よ悩め。 僕には一つ年上のとても優秀な兄がいる。昔から僕は兄の影に隠れてその足跡の上をこっそりついてきただけにすぎない。 思えば人生の分かれ道ではいつもその後ろ姿ばかりを追っていた。 十代のころに誰もが遭遇する人生の岐路は「進路」である。…