数奇草

四畳半に魅せられた理系学生の備忘録

2月27日

 生まれてこの方初めて、休日というものを体感した気がした。

 私は思えばいつも何かに気を張っている、これは一種の強迫観念かもしれない。最近とくに気にしているのは、夏に控えた大学院入試とこれからの自分の研究者としての道筋だ。あーでもないこーでもないと頭の中で意識的に、ときには無意識的にこねくり回す癖がついてしまっている。

 

 それに対して、何故か今日はまるで心の中のそういう気持ちが解けるような感覚がして、今も暖かなストーブの脇でこれを書いているが、いやに胸の内が透き通っているように感じる。まるで綺麗な水が心の中に満たされているようだ。(へんな薬を吸ったとかそういうことではない)