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数奇草

四畳半に魅せられた理系学生の備忘録

まだまだ考え中のこと

 

 僕は実は考えているようで考えていないのではないだろうか。

 

 このことを考え始めたのはここ最近(というか大学に入って)からだ。学問をするうちに自分の思考が脳の表層だけでうろうろしているような気がしたのだ。

 もちろん考えるというのには所謂「武器」も必要だ。武器とはこの場合考える手法であり、自分で練り出すこともあれば他者の力を借りて気がつく事もある。

 それを考慮に入れても武器の少なさ、そして、その武器の使い方(簡単に言えば基礎が少なく応用もできない)が僕はわかっていなさすぎる。

 幼いころから僕はすぐに答えを見る子どもだったらしい。それで武器を得て似たような問題に対処する。実はこれは高校の勉強のようにパターン化された簡単な問題に対処できるが、複雑な事象に対してはほとんど効果をもっていない。

 一旦時間をおいてから俯瞰することがいいことは分かっているが、俯瞰したところで分かる頭が自分にあるとも思えず、ついつい答えに先走ってしまう。

 

 学問とは答えのない世界に身を投じることだと思う。身を投じるには深い思考力、海のようにしんとしたまさに底知れぬ思考世界の構築が必要だ。

 このことに焦りが禁物なのは誰でもわかるだろう。焦ったところで何も始まらないことは分かっているが、働かない自分のおんぼろ頭の事を思うと夜も眠れないくらいの感情がこみ上げてくる。それは悔しさであり自分への憤りでもある。