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数奇草

四畳半に魅せられた理系学生の備忘録

第二十八夜

 

 一人暮らしというのはとても辛いものだ。それは自分を見つめる時間が多くなるからである。そしてそれをしたくがないために、遊びや趣味に逃げる人が多いのが事実だ。

 自分を見つめるのはとても辛い。僕は何度も鬱になりかけたし、ずっとイライラしてしまう日もある。それでも少しずつ自分との向き合いかたを学んでいる。

 とてもとても些細なことでもいい。たとえば、僕はストレスを感じたら外をゆくっり歩くと気分転換になるとかといったつまらないことでもいい。もっともっと自分を知ろう。

 知れば知るほど自分が嫌いになるというのは嘘っぱちだと僕は思う。知るというのは認識とは違う。認識→思考→理解という過程を経て知ることになるのだ。認識だけで僕自身を語るとしたら最低な人間という結果に落ち着くだろう。でもそれは当たり前だ。なぜなら僕はまだたったの20年くらいしか生きていないのだ。今が最高ならこれからは下っていくだけ、今が最低ならこれから上っていくだけなのだ。

 理解までいったのに恐怖心から最低の自分から抜け出せないのもナンセンスだ。物事はやってみれば案外うまくいくもの。ただし、自分はできっこないと思ってやったことは絶対に失敗するからそれだけは注意するべきだ。とりあえず怖かったらやってみることが大事だと思う。死んでもやりたくないというのなら話は別だがなんとなく気乗りがしない程度なら自分に活を入れてでもやることをお勧めする。

 このサイクルを繰り返していくと自分を知ることは自分が伸びることにつながる。伸びる自分が嫌いだ!なんていうひねくれ者でもない限り、きっと自分を好きになれると僕は信じている。

 僕はまだまだ自分が嫌いだ。すぐに落ち込むし、まだ怖くてやれていないこともたくさんある。それでも、僕は僕を好きになる伸びしろがあるという前向きな気持ちで人生の長い道をこれからも歩んでいきたい。