数奇草

四畳半に魅せられた理系学生の備忘録

第十五夜

 

 久々の雨が降っている。平日の昼間の雨には閉口するが、夜の雨は好きだ。一定のリズムを刻むアマオトに耳を傾けながら読書をすること以上に贅沢なことはないと思っているからだ。

 

 個人的に好んでいる著者は貴志祐介さんや乙一さんなのだが、他にも色々な本を読んでみたく日々本に飢えて生活をしている。

 とは言っても、本をおすすめしてくれるような友人もいないので専らネットで検索したり図書館で運命の出会いをしたりするしかない。おもしろい人よりおもしろい本に巡り会いたい。僕はそんな人間なのである。